
石川県金沢市のホテル金沢は、冬の味覚・香箱蟹を主役に据えた特別会席「冬彩 -TOUSAI-」が付いた宿泊プランの予約受付を9月20日から開始しました。提供期間は香箱蟹の漁期に合わせ、11月7日から12月28日までとなります。
香箱蟹は北陸の冬を代表する味覚で、外子のぷちぷちした食感と内子の濃厚な旨味が特徴です。漁期はわずか2か月と短く、その希少性から地元でも人気の高い食材です。今回の会席では、香箱蟹の姿盛りをはじめ、加賀野菜と組み合わせた手巻き寿司、蟹の旨味を閉じ込めた蕪蒸しなど、幅広い調理法で余すことなく堪能できる内容になっています。
さらに、金沢の郷土料理「鴨の治部煮」や能登産の鰤・甘えびを用いた造り、能登大納言小豆を使ったぜんざいなど、地元食材をふんだんに取り入れた献立も魅力です。料理長・橋本氏による丁寧な仕立てと金沢らしい金箔のあしらいが、冬ならではの華やかさを演出します。
宿泊プランは1泊1名16,000円から(夕食・朝食付き、税込)。夕食はホテル1階「DINING TSUZUMI」で提供され、朝食には地元食材を活かした40種類以上の和洋ブッフェが用意されます。客室は加賀友禅の「加賀五彩」を取り入れた和モダンな設計で、観光や滞在の拠点としても快適に過ごせる空間です。
紅葉に染まる兼六園や雪化粧のひがし茶屋街など、冬景色が魅力を増す金沢の街並みとともに、旬の味覚を楽しめるプランは観光客にとっても大きな魅力となりそうです。