蟹味噌はどこの部位?

カニを食べるときに甲羅の中にある黄緑色や茶色っぽいペースト状の部分を「蟹味噌(かにみそ)」と呼びますが、あれは具体的にカニのどこの部位なのでしょうか。名前から味噌のような調味料を想像していましたが、実際には何なのか知りたいです。

蟹味噌は「中腸腺」という臓器

蟹味噌は、カニの肝臓と膵臓が一体となった「中腸腺」という内臓部分です。見た目はペースト状で黄緑色〜茶褐色をしており、カニの甲羅を開けた際に中央付近にまとまって入っています。

この部位はカニが体内で栄養を分解・吸収する働きを担っており、旨味や風味が凝縮されているため珍味として好まれます。

ただし、中腸腺は海水中の重金属や毒素、細菌などが蓄積しやすい部位でもあります。そのため、新鮮で衛生管理の行き届いたカニを選び、しっかり加熱してから食べましょう。

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