蟹味噌はプリン体が多い?
蟹味噌にはプリン体が多く含まれていると聞きました。痛風の原因になるとも言われますが、実際どのくらい含まれているのでしょうか。カニを食べるのは好きですが、健康面が気になっているので、食べても大丈夫なのか知りたいです。
蟹味噌はカニの中でもプリン体が多い部位
蟹味噌はカニの部位の中でも特にプリン体が多く含まれています。蟹味噌はカニの肝臓と膵臓が一体化した「中腸腺」という内臓で、栄養分や老廃物が集まるため、旨味や風味が非常に濃い一方、プリン体やコレステロールも高めです。
具体的な含有量は種類や調理法によって変わりますが、蟹味噌には100gあたり1152.2mgのプリン体が含まれています。
一般的に、食品100gあたりプリン体が200mg以上のものを高プリン食と呼びます。蟹味噌は高プリン食の基準にはわずかに届かないものの、含有量としては比較的多い部類に入ります。
そのため、痛風や尿酸値が高い人は、量を控えるか頻度を減らすことが望ましいでしょう。健康な人でも、食べすぎると尿酸値上昇のリスクがあるため、嗜好品として少量を楽しむ程度に留めるのが安心です。
ただし、適正な食事バランスや水分摂取、排出量とのバランスが取れていれば、極端な心配は不要です。
【出典】