カニの「ふんどし」とはどこの部位ですか?

カニを食べるときに「ふんどし」という部位があると聞きました。名前からはどこの部分なのかイメージしにくいのですが、実際にどこにあるのか、そしてそれは食べてもいい部分なのかどうか知りたいです。

ふんどしの正式名称は「腹節(ふくせつ)」と呼ばれる部位

カニの「ふんどし」とは、お腹側についている三角形のふたのような部分を指します。オスのカニでは細長くとがった形、メスのカニでは丸みのある広い形をしています。正式には「腹節(ふくせつ)」と呼ばれる部位で、甲羅の裏側(腹部)中央にあります。

調理前にはこのふんどし部分を指で持ち上げて引きはがし、そこから甲羅を開けることが多いため、調理の取っ手のように扱われることもあります。

このふんどし部分そのものには可食部(食べられる身)はほとんどありませんが、裏側に少量の内臓やカニ味噌が付いていることがあり、それをこそげ取って食べる人もいます

ただし、ふんどし自体は食べるための部位ではなく、通常は捨てる部分です。

結論として、カニのふんどしは食べられる部位ではなく、調理のために取り外す不要部分ですが、付着しているカニ味噌などは一部食べられることがあります。